トンボラ(Tombola)は、ナポリ発祥のビンゴゲームに似たゲームで、クリスマスの伝統的なゲームのひとつです。
ビンゴでは縦5横5の合計25マスに数字が書かれたカードを使用しますが、トンボラは縦3横5の合計15マスのカードを使用します。
1から90までの数字が入った袋の中から進行役(親)がランダムに数字を取り出し、取り出した数字が自分のカードにあればチェックします。チェックするのはビンゴと同じですが、トンボラはカードに穴を開けたりしません。代わりに、目印になるものをカードの上に置いていきます。例えば、柑橘類の皮やナッツの殻、パスタなどです。
ビンゴは縦、横、斜めのいずれか一列に番号が揃うと勝者ですが、トンボラはちょっと違います。基本的にはカードに書かれた15個すべての数字が揃ったら勝者ですが、その他にも、他の人よりも早く、同じ列に2つ、3つ、4つ、5つの数字が揃っても商品がもらえます。
ちなみに、揃った時には、揃った数に応じて次の言葉を大声で言うのがルールです。
2つ:アンボ ambo
3つ:テルノ terno
4つ:クアテルナ quaterna
5つ:チンクイナ cinquina
全部:トンボラ tombola
ゲームで使用する1から90までの数字にはそれぞれ意味があり、カードには数字といっしょにイラストとワードが書かかれています。
例えば、
1. L'Italia(イタリア)
25. Natale(クリスマス)
とか。
他にも
16. ‘O culo (il deretano)(お尻)
21. ‘A femmena annura (la donna nuda)(裸の女)
など、ちょっと変わったワードも含まれます。
上級者ともなると、数字ではなく、このワードでトンボラが遊べるそうです。