ヴァザーリの回廊は、ウッフィーツィ美術館からヴェッキオ橋の2階部分を通ってピッティ宮殿を結ぶ、全長約1kmの回廊です。
ジョルジョ・ヴァザーリの設計で、1565年にトスカーナ大公コジモ1世の注文により、わずか5ヶ月で建築されました。回廊の途中には、大公の家族が大衆と混じり合うことなく礼拝できるように、サンタ・フェリチタ教会の内部を見渡すことができるバルコニーもあります。
回廊の肖像画コレクションは有名ですが、現在は改装工事のため回廊は閉鎖されており残念ながら見学できません。2021年の再開予定ですが、この再開に合わせて、これまで回廊にあった肖像画コレクションは美術館内に移動されるようです。なお、この回廊はウッフィーツィ美術館の一部ですが、見学するには美術館とは別の予約が必要です。